ニュースレターは中長期的に関係を築く販促ツール
ニュースレターにはすぐに効果が表れるような特徴はありません。即効性を求めるのであれば、WEB広告(リスティング、バナーなど)やチラシ、新聞折り込み、TV・ラジオCMのほうがオススメです。
ニュースレターで即効性を求めるのは正しくない
よく「ニュースレターって効果あるんですか?」という質問をお受けしますが、
その答えとして「あります」とお伝えします。
そして「ただし、すぐに効果は出るものではありませんよ」ということも付け加えています。
もちろんニュースレターに即効性が全くないとはいえません。
しかし、それは例えば、比較的親しいお客さんや、顔を合わせたお客さんから「ニュースレターはじめたんですね」ということを聞いたり、「実はお願いしようと思っていたところだった」という偶然が重なったり、という場合に限るでしょう。
そしてそれは、ニュースレターでなくても得られる効果です。
ニュースレターの特徴は「“中長期的に“関係を築く」こと
ニュースレターの特徴として「“中長期的に“関係を築く」ことがあげられます。
先にあげたWEB広告、チラシ、新聞折り込み、TV・ラジオCMは即効性を期待できるツールです。
不特定多数の人に届き、それらを目、耳にした人たちに何らかの影響を与え、行動に移してもらうことが目的です。
その一方で、それらのツールは基本的には期間が限られるもので、販促に注力する時期や、商品・サービスの終了とともに姿を消します。
たとえば、自動車メーカーの場合、
新車種の販売前後はCM、新聞折り込み、展示会の案内や乗り換えを促すDMの送付など、積極的に販促をかけます。
それらの目的は、すぐに行動してもらうことです。
HPにアクセスしカタログを請求してもらったり、展示会場に来て試乗してもらったりすることです。
そして、売込み期間が過ぎればそれらも終了します。そして次の商品の販促に移るわけです。
ニュースレターの最大の目的は、長く関係性を作ること
一方、ニュースレターは、売込みを主としたツールではありませんので、すぐに行動を映してもらうことも目的ではありません。
最大の目的は、自分・自社を覚えてもらうこと、関係性をつないでおくことです。
セールスの要素を極力抑えるのはそのためです。
関係性をつなぐ、つまり中長期的な関係を築きたいのであれば、セールスは得策ではなく、即効性も求めないことが大切です。
まとめ:ニュースレターはお客さんと中長期的に信頼関係を築いていくツール
毎度毎度、売込みばかりしてくる人と良い関係が築けるかというと、それはありえないでしょう。
良い関係性を築けるのは、
自分にとって有益な情報をくれる人、
自分本位でなく丁寧に接してくれる人、
そしてすぐに見返りを求めない人などです。
ニュースレターは広告ではありません。
すぐ集客や売り上げにつなげたいのであれば広告を打つという手段が有効です。
そして、お客さんと中長期的に信頼関係を築いていくのであればニュースレターがオススメです。