ニュースレターを作るにあたり、最も頭を悩ませるのが「何を掲載しよう」ということではないでしょうか。
毎度毎度、「今回は何について書けば良いのか・・・」と筆が止まる人は多くいます。
それが苦痛で発行自体を止めてしまう人も少なくありません。
そんなネタ探しを毎回しないで済む方法が、コンテンツのなかに「連載物」を作ることです。
目次
もうニュースレターのネタ切れにおびえない!ネタには何がある?
そもそも、ネタにはどんなのがあるのか?ですが、
・お役立ち情報(商品の活用法、業界情報など)
・社員紹介(趣味紹介など)
・会社近況(社長の一言など)
・社歴(設立の長い会社は有効)
・お客様の声
・地元情報(観光スポット、有名店紹介など)
・雑学(季節の話、時事ネタ)
などがあげられます。
ただ、その中で私があまりオススメしていないのは「雑学」です。
地元情報などは、クライアントがあなたやあなたの会社を知ることで親近感がわき、結果的に親密度が高まる可能性があるので「アリ」です。
しかし、雑学は、それを知ったところで「へえ~」とはなるかもしれませんが、あなたへの仕事の信頼が高まるとは言えません。それよりも、一つでも多くの業界情報など、お客様の役に立つ内容を掲載するべきです。
ニュースレターの連載物に適しているコンテンツとは?
では連載物に適しているコンテンツといえばなにか?
弊社クライアントの例でいうと、
「自社商品・サービスの有効活用法」
「業界情報などの分かりやすい解説」
などを連載しています。
また、社史を振り返る「アーカイブ」などもボリュームが十分見込まれますので、連載物としては適しています。「アーカイブ」はクライアントとの関係にもよりますが、自社製品をよく知ってもらうこと、自社の理念やこだわりを理解してもらうことにおいて、とても効果的であり、結果的に信頼度や親密さをアップにつながる可能性が高いといえるでしょう。
なぜ連載物を用意する必要があるのか?
連載物を用意する意味には大きく2つあります。
1つはネタを毎回考えずに済むことですが、それはあくまで作成時の苦労を軽減するため。慣れてくればネタ切れで苦しむこと少なくなるでしょう。
連載物を用意するもう1つの意味は「クライアントの育成」です。
連載物を通じてクライアントを育成するとはどういうことか?
役立つ情報を連載することの目的はクライアントの育成です。
もう少し説明すると、クライアントの知識、認識を少しずつ高め、あなたの知識レベルに近づけていくことです。ニュースレターの購読者の多くは、「全く何も知らない人」ではありません。「少しは知っている。しかし具体的には知らない」人が多くを占めます。その人たちを、時間をかけて育成し、ある時「そういえば」と、あなたを思い出してもらうことがポイントです。
ですので、ニュースレターを定期的に読んでもらうことで、クライアントの「なるほど」を増やしていくことが大切です。そして、「これについて知りたいんだけど」と、ニュースレターに掲載されていない情報について問い合わせてもらったり、「前にニュースレターに掲載されていた件なんだけど」と相談を受けたりしてもらうことが目的です。
これを続けていくことのメリットは、あなたの理想の顧客が自然と集まることです。
あなたの知識に近い人がニュースレターを読み続けるのですから、考え方、完成も近いことが予想されます。
また業界や相場についてもニュースレターを通じて理解しているため、無理難題を振られたり、無茶な値引きを要求してくるようなことも減ります。
「事情を理解したうえで、自身の相談、問題解決を依頼してくる」例が増えると思われます。
まとめ
ニュースレターで連載物を掲載する目的は、クライアントの育成です。その目的を達成するためには、連載する内容が大切になります。
クライアントが興味を持って、続けて読んでくれるような内容でなければ途中で飽きられ、定期購読から離脱していしまいます。しかし、クライアントの興味を引いたり、役に立つと思ってもらえたりする内容であれば、毎回の購読を楽しみに、熱心にしてくれるはずです。
そして、少しずつあなたが理想とするようなクライアントの知識レベルが身についていることでしょう。
全くの素人、無知ではなく、多少知っている、あなたと関係している、あなたの近い知識レベルにある方からの接触であれば、多くの場合において話はよく通じ、会話も弾むはずです。そしてそのようなクライアントであれば、長くあなたと取引してくれる可能性も高いでしょう。