みなさん、文章を書く際、何か参考にしているものはありますか?最近は購読者が少なくなってしまいましたが、「新聞」は原稿を作るときにとても参考になります。「文章が上手く書けない」という悩みを抱える人は多くいます。そういう人こそ新聞を参考にすると良いでしょう。本記事ではニュースレターの原稿を作成するとき新聞を参考にすると良い理由についてお伝えします。
ニュースレターの作成では、内容がまとまっている新聞を参考にすべき!
実をいうと、筆者はライター業を長く続けているものの、あまり本を読みません。仕事に必要な書籍や、たまに気に入った小説を読むことはありますが、文章に触れる仕事をしている割に、その数は多くないと思います。
また、このような仕事をしていると、
「本が好きなんですか?」
「小説とかよく読まれるんですか?」
などと聞かれる機会も多いのですが、小説はあまり読みませんし、本は嫌いではないですが「好き」と言うほどでもありません。正直にいうとライターとしては読まない方だと思います(笑)。
ニュースレター作成で参考になるのは新聞の社会欄や家庭・文化欄
先述のような質問のほかに「文章を作るときに何か参考にするものなどはありますか?」ということも良く聞かれます。
では、本や小説をあまり読まない私は何を参考にしているか?
それは「新聞」です。なぜなら新聞は、限られた紙面の中で「いつどこで何が起きた」かが、とてもコンパクトに書かれているからです。
特に参考になるのが、社会欄や家庭・文化欄などです。
もちろん、政治経済欄なども十分参考になります。これらがなぜ参考になるかと言うと、事件や事故、どの政治家が何をしたか、どの企業で何が起きたかなど、伝えたいことが無駄なくまとまっているので、私は昔から参考にしています。正しい日本語が使われている点も勉強になりますね。
もちろん、ニュースレターに新聞のテイストをそのままトレースしてしまうと味気ないものになってしまいかねませんので、多少工夫する必要はありますが、ニュースレターに掲載する業界情報などの書き方は参考になると思います。
ニュースレター作成で参考にならないカテゴリーは?
ただ、新聞も万能ではないと私は思っています。同じ新聞でも私は、コラムや批評、スポーツ欄の解説などは、あまり参考にしていません。それはなぜかというと、批評や解説などが入る場合は、本人の“癖”が入り込む可能性があるからです。
私見などが入りそうな記事は、ニュースレター作成当初はあまり参考にしない方が良いかもしれません。
ニュースを成功させるために作成で小説を参考にする際は注意!
同じように、小説もあまり参考にならないと、私は考えています。小説も作家の“癖”があるからです。
文章は基本的に、書いた人の性格や癖が出るものなのですが、小説はそれが顕著です。ですので、小説の文体を参考にしてしまうと、作家の癖をそのままマネてしまうことになりかねません。
こだわった描写や言い回し、句読点の置き方など、作家それぞれに特徴があります。
それは作家だと「特徴的」「独特の味」となりますが、一般の人たちがそれを取り入れると、
「なんか癖のある文章」「わかりにくい」となり、ほかの人の目に触れる文章としては、読めたものじゃなくなる危険性があります。結果、読者離れを起こす可能性があります。
ですので、メールをはじめとしてビジネス文書の場合は特に気を付けなくてはいけません。
ビジネス文書で求められるのは、「面白い」よりも「分かりやすい」文章です。「文章を書く」という点においては、小説などはあまり参考にしないのがオススメです。
余談ですが、ニュースレターにおいて、「個性」は意識しすぎないようにしましょう。ニュースレターに面白さはあまり求められていません。面白さを十分出せる人であればよいですが、多くの人にとって難しいでしょう。
また、最初は面白い内容のニュースレターを作成できていたとしても、それを半年、一年と継続していくのはこんなんです。面白さや見栄えなどを考えて「独自性」を出そうと頑張る人もいますが、それにこだわるばかりに時間がかかっては意味がないですし、ニュースレターの作成が苦痛になってしまっては本末転倒です。
ニュースレターは基本的にBtoBツールですので、対象客(郵送先)がよほど尖っている、自身のキャラクターが十分認知されている、などでない限り、無理に個性を出そうとしない方が無難です。
とはいえ、「見込み客のフィルタリング」という点から考えると「おちゃらけ」や「癖のある文章」、「プライベート感満載の内容」といった「個性」は悪いことではありません。あなたがどういったタイプ7日、お客さんにしたい人はどういう人なのかを考えたうえで、どのようなテイストのニュースレターを目指すのかを決めると良いでしょう。
まとめ:ニュースレター作成はじめで参考にすべきは新聞!
原稿に書き慣れていない人の場合、ぜひ新聞を参考にしてみると良いと思います。文章が上手くまとまらない、各順番がイマイチ決まらない、といった方は、新聞を真似て書くことから始めてみると良いでしょう。
そして新聞は、プロが書いているのももちろん、校正・校閲もプロです。間違った日本語を使うことなどはまずありえませんので、日本語の勉強にもなります。さらに、新聞を読んでいくことでニュースレターに使えそうなネタを拾うこともできますね!